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No. 47 パンジーの生い立ち (2005/1)
春節、 あけましておめでとうございます。
昨年の12月は、おだやかな天候に恵まれて、思う存分にガーデニングが楽しめた事とお慶び申しあげます。暖冬すぎて充分お水をもらったパンジーは少々伸び過ぎではないでしょうか? 少し萎びる程度に潅水を控えると伸びがとまります。又伸びたから伸びた枝をカットすればと思いますが、パンジーはカットしても、横芽のでが余りよくないので歓迎できません。しかしビオラの様な小輪系の品種は、よく再生してくれやすいで是非実践して見て下さい。 かつては春の主役であったパンジーが今や秋からの欠かせない花となりました。年頭にあたり今年も人気NO1.のパンジーの壮大な歴史を調べてみました。

今から200年前頃1813年に英国ガンビエール郷の園内に勤めていたトンプソン氏は、30年間パンジーの野生種を研究し、丸弁で色鮮やかなショーパンジーに改良し当時の愛好家たちからは、サンシキスミレの父といわれていた。英国からフランスに渡ったパンジーは、ブロッチ系(花の中心に黒い目のある) に品種改良され、春の花壇向きの品種に開発され、英国では、挿し木による 栄養繁殖でしたが、フランスでは、種子繁殖を行い色別に固定させた。同年代にドイツでは、特に北欧の厳しい寒さに耐え、春に多くの花を付ける、ヒエマリス系の品種が開発されました。 英国で始まったパンジーの改良は、フランスと ドイツで飛躍的に進み、花色も豊富に花型も丸弁、波状弁、切れ弁、など花の大きさも3セン チ〜7センチのものまで 変化に富んだ品種がたくさん生まれました。スウェーデンのパンジー研究者ウィトロック氏の研究によると、現在の パンジーは、トンプソン氏がはじめ育種に使ったトリカラー種の他に、ルテア種、カルカラータ種、コルヌータ種、など を人為的に交配して出来た合成種であるため、花色が豊かになり、花の大小、花型などが非常に変化に富むようになったのでしょう。

20世紀に入ると更なる改良が進み、特にスイスのログリ氏によって出来た、スイスジャイアント系は、鮮明な 花色の大輪系として一世を風靡しました。又、アメリカでもエリス女史の手によって、巨大輪系のパンジー(オレゴンジャイアント) やスチール氏によるマストドン系の10cmを超える大きな花のパンジーが開発されました。わが国日本で 改良が始まったのは、第二次世界大戦後、1950年ごろからです。世界に先駆けてパンジーのF1(一代交配種) のすばらしさを世界に知らしめたのは、坂田種苗(サカタのタネ)で開発された、マジェスチックジャイアントでした。この品種は、アメリカで開発された巨大輪のオレゴンジャイアントとヨーロッパで開発されたスイスジャイアントなど  を掛け合わせて出来た、一代交配種で、従来の固定品種 には無い生育のよさ、花の大きさ、花色のそろいなどが、評価をうけて、1966年にオールアメリカンセレクションに入賞しました。昨年の11月下旬から発売された虹色パンジーリカは5色のバリエーションで色の変化するのもこの品種の特徴です。今年の春の花壇に虹色のように咲いてくれるリカちゃんパンジーがたのしみですね。(
資料提供は株式会社 サカタのタネから頂きました)

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清ちゃんの お花畑 to. Green. flower farm.No. 47
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