一覧へ戻る  
No.91
 生産者の努力で花咲く、秋の「カランコエ」  (2008.9) 
初出荷のカランコエ
  9月の声を聴くと、幾分過ごしやすくなったかなぁと思える長月の夕方は、何処からか、多分お庭の花鉢の蔭からかも知れない元氣に虫の声が聞こえる。秋明菊やノボタンとリンドウ等の初出荷が始まるのも、この9月からです。

きょう初出荷が始まりました丈夫でながぁ〜く楽しめる「カランコエ」に注目致します。カランコエ属、ベンケイ科に属する多肉植物です。本来では、3月〜5月に自然開化するはずの、このカランコエが9月に綺麗な花を咲かせて、 秋の「敬老の日」に間に合うように咲かせ初出荷に至るまでには、実は生産者さんの、並々ならぬ努力が光ります。春に葉ざしされたカランコエの苗は、チョット贅沢に真夏は、高原で暑さ知らずの快適な避暑地でお過ごし致します。夜間涼しい環境とカランコエは、短日植物ですので、一日の日照時間が短くする事で、春になったんだと感じてたくさんのツボミを付けてくれます。8月の中下旬に高原から平地にリレーされ、9月からお店の店頭にお目見えして参ります。9月から始まり5月まで開花し、出荷される息が長い商品です。


 花色のバリエーションは、豊富で、オレンジ、ピンク、橙、赤、白、イエロー、クリーム等。最近では、綺麗な八重の品種も各色豊富で話題に成っております。つきあい方は、きわめて簡単で栽培しやすく、育てたり、増殖もしやすく、植物栽培の入門書のお手本のようなものです。終わった花鉢で再度開化させるためには、幾つかの約束事があります。まず24時間明るい場所は、避ける。戸外で雨の当たらない明るい場所(但し真夏の直射日光は避ける)。又、多肉植物であり、反耐寒性植物ですので冬期は、室内で管理する。 ほとんど病気には心配はいらないが、特に病害虫の予防としては、葉カビ病、アブラムシ、ヨトウムシに注意を要す。肥料の時期は、生育期が望ましい。開花している時は、必要ありません。肥料の種類は、遅効性の化成肥料で充分です。短日植物は、人工的に花芽の分化を調節しやすく短日処理が効果的です。まず秋の日差しが短く成るように、日没前1〜2時間暗く、夜明け後1〜2時間暗くする。時期によって格差はありますが、花芽が確認されるまでこの作業は続けます。約40日〜50日の1ヶ月半位です。春から咲き出す品種で秋から冬に咲かせたい時には、この短日処理が有効になります。花芽をたくさん付けるのには、元氣な苗の充実度が求められます。窒素肥料は、控えめに燐酸肥料を中心に施す。液肥も有効ですが多肉植物で有ることを常に忘れないように管理します。真夏は、特に乾燥ぎみに栽培して、液肥は与えない事。

 カランコエでベランダガーデンを楽しんでみては如何でしょうか。日蔭の植物とも相性がよいので、アイデア次第でステキなお庭が完成致します。

一覧へ戻る 清ちゃんの お花畑 to Green flower farm No91